1997 |
ヘンプに魅せられた創業者がベルリンで開催されたカンナビス・フェアを見学。
そこで麻の実ナッツと麻の実油に出会い、その歴史や栄養価・効用などを知り「この素晴らしい食材を多くの人に知ってもらいたい、日本で広めたい!」と心に決める。早速ドイツ製品の麻の実のサンプルを入手したものの、品質が日本人には合わないために、他の入手先を探すことに。 |
1998 |
カナダで産業用大麻の栽培が合法化される。
東京、下北沢にて日本で初めての麻の実料理専門店「ヘンプ・レストラン麻」を開店。メニューのすべてに個人輸入をした麻食材を使用し、古来より麻の実は食材として使用されてきたこと、その美味しさを幅広く発信する。栄養価に優れた麻の実をより多くの方の食卓に届けるために、麻の実レシピの紹介やヘンプクッキング講座などを行い、麻の実食品の普及の努める。 |
1999 |
カナダに麻の実食品加工会社が設立されることを知り、訪問。
創立から間もない当時の同社は、創始者とスタッフ1人のみ。まだまだ小さな会社ではあったが、創始者の情熱に触れ、「この会社から麻の実を輸入しよう」と決意。
当時は加熱した麻の実でなければ輸入ができなかったので、日本向けの追加処理を相談。かなり面倒で手間暇のかかる作業であるにも関わらず、創始者は快諾。ますます日本で〝カナダ産麻の実″の素晴らしさを広めたいという気持ちが高まる。
カナダからの輸入を決めつつも、品質や供給面からも他国からの輸入も検討を行う。様々なルートを辿り“中国 黒竜江省”での契約栽培を試みることに。
カナダから取り寄せた種で農薬を使わずに2年間試行錯誤を続けるも、収穫量が少なく、品質面でも満足できるレベルではなかったために栽培を断念。結局カナダ産の麻の実一本でいくことを決意。
カナダより初回オーダーの麻の実が日本に到着。発芽しないよう加熱しているので、厚生労働省(当時は厚生省)による発芽検査※は難なくパスするだろうと思っていたが…次々と書類の催促が!
※一粒でも発芽すると輸入した全量が廃棄に。
当時、日本で前例のなかった食用麻の実の輸入は、想像を絶するほどの煩雑な手続きが必要でした。
何度も書類を用意してくれた創始者やカナダ政府の懐の深さに感謝。最終的には「食用の麻の実を日本に広めたい。」という情熱と粘りで日本初の輸入に成功。 |
2001 |
麻の実食品の輸入を開始。
麻の実食品の認知度の高まりと共に、輸入量が増える。「麻の実ナッツ」「麻の粉」「麻の実油」を発売開始。 |
2007 |
「ヘンプキッチン」ブランドを立ち上げる。本格的に卸販売を開始。
安全な食品、オーガニック食材への関心の高まりや、麻の実の豊富な栄養素に注目が集まり日本全国の皆様に広く知って頂くようになる。日本における麻の実食品のパイオニアとして卸販売。 |
2010 |
スーパーフードブームと共に日本での“麻の実食品市場”が急拡大。
アメリカ・カナダ発祥のスーパーフードブームの流れが日本に届き、麻の実食品も大爆発の人気となる。麻の実の栄養価やエコな植物であるという生産背景が一層注目を浴び、チアシードなどの他のスーパーフードと共に麻の実も日本の食卓に定着する。栄養価の高さと調理不要の手軽さが多くのお客様よりご愛顧頂く。
伝説のレストラン「ヘンプ・レストラン麻」は化学調味料を一切使用せず、麻の実とオーガニック野菜を中心とした“身体に優しい料理”をお客様に提案しオーガニックカフェ、自然食レストランの先駆けとしてTVや雑誌など多くのメディアに取り上げられました。著名人も数多く通った「ヘンプ・レストラン麻」が発信した麻の実食品の素晴らしさは、「ヘンプキッチンシリーズ」として現在も長く多くの皆様にご愛用いただいています。
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To be Continued...
1997年のドイツでの「麻の実ナッツ」「麻の実油」との出会いから23年。2007年に「ヘンプキッチン」ブランドが誕生してから13年。販売開始以降、麻の実食品を扱ってくださるお客様が徐々に増えて参りましたが、カナダの天候不順や工場の火災など様々な出来事があり、輸入が一時途絶えたりと皆様には多大なご迷惑をおかけ致しました。変わらず麻の実食品をご愛顧くださる皆さまに心からの感謝の気持ちと共に御礼申し上げます。
今後も麻の実食品のパイオニアとして厳選した麻の実をお届けするとともに、麻の実を通して皆さまの健康的な食生活のお手伝いができますよう、スタッフ一同努めてまいります。
主要取引先
オーサワジャパン(株)/(株)風と光/(株)ビオ・マーケット など