古来から食料や漢方として用いられてきた麻の実。今回は、春先の季節に変わり目に役立つ効果やそれぞれに合った食べ方をご紹介します。
麻の実に含まれるオメガ3系必須脂肪酸は
ゆらぐ時期のお肌の味方
春先に吹く強い風。花粉やPM2.5など。どちらもお肌の潤いを奪うカサカサの乾燥肌になる春先のお悩みの一つです。
肌の水分が奪われバリア機能が低下する、そんな時にお肌のダメージに化粧品で外側からケアするのも大切ですが、麻の実を食事に取り入れて内側も乾燥肌のお手入れをしてみませんか。麻の実には必須脂肪酸が豊富に含まれており、なかでもオメガ3系の脂肪酸は肌の生まれかわりのための細胞を活性化させ、ターンオーバーを整える働きがあります。
手軽に必須脂肪酸が摂れる麻の実ナッツ
必須脂肪酸とは体内で合成できないか、合成量が少なく必要量を満たすことができないので食物から摂取する必要がある脂肪酸のこと。麻の実の黒くて硬い殻を除いた“麻の実ナッツ”は手軽に美味しく必須脂肪酸が摂れるのでおすすめの食品です。
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毎日とりたい麻の実油
麻の実油には10ｇ当たり約2ｇのオメガ3系脂肪酸が含まれています。麻の実油の10ｇの目安は大さじに軽く1杯程度ですが、この1杯で一日の推奨摂取目安量が摂れるのです。必須脂肪酸を中心に摂取したい方には麻の実油がおすすめです。
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気にしてあげたい鉄分不足
寒い冬から温かい春へと変わる時期の温度の急激な変化に対応するために、身体はたくさんのエネルギーを消費します。それにより鉄分をはじめとした栄養不足になってしまいがちです。鉄分は全身に酸素を供給しているので不足してしまうと疲れやすくなり、食欲も低下します。
鉄分には種類があり、植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」は動物性のヘム鉄より吸収率は低いですが、動物性たんぱく質やビタミンCを多く含む食品と一緒に摂ると吸収率がアップします。
鉄分補給にはヘンプパウダーがおすすめ
麻の実食品で鉄分が豊富なのはヘンプパウダーです。鉄分以外のミネラル(亜鉛、銅、マグネシウム)も一緒に摂れます。野菜(ビタミンC)や鶏肉(動物性たんぱく質)などと一緒に摂ると鉄分の吸収率が上がりますので、シチューやカレーの仕上げにさっと混ぜたり、キッシュなどの生地に練りこんでも良いかと思います。
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まとめ
春先に役立ちそうな麻の実の効果についてご紹介いたしました。麻の実はさまざまな料理に合わせて使うことができそれぞれ補える栄養素がありますので、あなたさまの体調や状態に必要で最適なものを適材適所でヘンプ食品をぜひいろいろ試してみてください。
