ヘンプの食品はいろいろあるけど、実際何が違うの？とよく聞かれます。
今回は、ヘンプ食品の中でも違いがわかりやすい「ヘンププロテイン」と「ヘンプシードオイル」についてご紹介していきます。
ヘンプシードとは？
ヘンプシードとは七味唐辛子の一味でもある「麻の実」のことです。
ヘンプの種子の殻をむいたものが「麻の実ナッツ(ヘンプシードナッツ)」
ヘンプの種子を低温圧搾し抽出した油を「ヘンプシードオイル」
脱脂したヘンプの種子を乾燥させ粉末状にしたものを「ヘンププロテイン」
といいます。
ヘンププロテインとヘンプシードオイルの大きな違いはこれ！
さっそくそれぞれの違いについて解説していきます。
栄養成分の割合が違う
栄養成分の含有量を比較していきます。
ヘンププロテインは脱脂している分、必須脂肪酸は少ないですが、植物性たんぱく質と食物繊維が多く含まれています。
ヘンプシードオイルは油ですのでたんぱく質、食物繊維を含みませんが、ヘンプ食品の中では必須脂肪酸などの含有量が一番多いです。
また、どちらもコレステロールやトランス脂肪酸も含んでおりませんので、とてもヘルシーです。
ヘンププロテインをおすすめしたいのはこんな人
ヘンププロテインにはたんぱく質、食物繊維の他にも「鉄・銅・亜鉛・マグネシウム」といったミネラルも豊富に含まれています。たんぱく質は髪の毛や筋肉、内臓などからだのもととなる栄養素です。食物繊維は腸内環境を整え、ミネラルは貧血予防などに最適です。
・たんぱく質を摂りつつバランスよく栄養を摂りたい方
・動物性のプロテインがからだに合わない方
・無添加で自然なものからプロテインなどを摂りたい方
そんな方々におすすめです。
ミルクやヨーグルトに混ぜたり、スムージーや焼き菓子などに加えていただきますと美味しくお召し上がりいただけます。
ヘンプシードオイルをおすすめしたいのはこんな人
ヘンプシードオイルに含まれる必須脂肪酸は、善玉コレステロールを維持しつつ悪玉コレステロールのみ減らす効果やアトピー性皮膚炎の炎症抑制などが期待されています。またオメガ６系脂肪酸の一つ「ガンマリノレン酸(GLA)」は月経前症候群(PMS)の症状緩和に効果があると言われており、また母乳にも含まれている為女性に深くかかわる栄養素でもあります。
・毎日の健康・美容維持のために食品から栄養を摂り入れたい
・ヘルシーな油を摂り入れたい
・オメガ3とオメガ6をバランスよく摂りたい
そんな方々におすすめです。
ヘンプシードオイルはオメガ3とオメガ6が1：3と理想的なバランスで含まれています。
また、熱に弱いため炒め油よりもそのままサラダやパスタにかけてお召し上がりください。
まとめ
ヘンププロテインとヘンプシードオイルの違いについてご紹介いたしました。
たんぱく質、ミネラル、食物繊維などを摂りたいならヘンププロテイン、
オメガ3・オメガ6などの必須脂肪酸を摂りたいならヘンプシードオイル、
と使い分けて、良きヘルスライフをお過ごしください。
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