ヘンプは成長が早く連作が可能、地球上のほとんどの気候に適応し、栄養の乏しい環境でもすくすく育つ植物です。
耕作放棄地や遊休地などを活用した栽培にも適しており、栽培に手間もかからず、空気、地下水を浄化しながら、土の中でくまなく根を張り巡らし傷んだ不良な土壌も改良する力があります。
年間でわずかに100~200ミリしか降水のない土地でも栽培できた事例があり、地球規模の課題となっている砂漠化現象を食い止め、緑化への貢献が期待されている植物でもあるのです。
ヘンプは優れた栄養価を持つ食品としてだけではなく、工業製品としても利用価値が高く、紙・衣類・建材・燃料・薬品・プラスチック、化粧品等々、生活に必要な製品のほとんどを生産することができます。
また生育期間が非常に短く、病害虫にも強い、農薬や化学肥料を必要としないヘンプをバイオマス燃料として活用できれば、土壌汚染や森林伐採による環境破壊を食い止めることも可能となります。